2007年9月27日木曜日

6_62 グーグルで地球の旅1:Googleとは

 グーグルは、単に検索だけでなく、いろいろな情報にアクセスするための玄関口として役立ちます。まずは、グーグルとは何かを紹介していきましょう。

 グーグルという言葉を御存知でしょうか。パーソナルコンピュータを使ってインターネットをなされる方なら、すでに御存知だと思います。グーグルとはGoogleと表記される検索用のサイトのことです。
 検索結果を高速に示すには、事前に多くのサイトを訪れ、その情報を読み取ってデータベースにしておかなければなりません。このような検索を自動的にするものを、検索エンジンと呼んでいます。グーグルの検索エンジンとデータベースは非常に強力で、検索結果は非常に高速に表示されます。検索エンジンが、検索しているサイトのURLの数は、80億以上になります。その数は、現在も増加中です。
 グーグルは、アメリカのグーグル社が運営しているもので、世界中に拠点を持っています。日本にも会社があり、日本語でも検索できます。利用できる言語は35個以上あり、100言語への翻訳機能も提供されています。
 グーグルのすごいところは、だれでも無料で使用することができることです。グーグル社は、このような強力な検索機能を無料で公開しているのですが、どのようにして利益を得ているのでしょうか。それは、企業から、うまく料金を得ています。その仕組みは単純です。
 グーグルのその強力な検索能力で、多くのユーザを得ています。ユーザは、検索したキーワードに対して何らかの興味があるはずです。検索結果に基づいて、そのURLを訪れることになります。中には、購入意欲をもって検索する人も多数含まれているはずです。それこそが、多くの人がグーグルを使う目的であるわけです。
 検索のキーワードで訪れる人は、ぶらりと立ち寄る人より、購入の可能性が高くなります。企業からすると、多数の興味を持ったユーザが企業のサイトを訪れてくれるのに、検索サイトの検索結果は、非常に重要なものとなります。ユーザがたくさん訪れるサイトは、黙っていても儲かることになります。不特定多数へのメディアへの宣伝より、もっと効果があります。検索結果に企業のサイトが上位に出るためには、費用を払ってもいいという企業がでてきます。
 そこで多くの人が利用するグーグルの検索結果他に対して、ユーザと企業の利害が一致するわけです。そこに目をつけたのが、グーグルの商売です。
 検索結果の画面の上部か右側に、広告の部分があります。もちろん通常の検索結果が一番広い面積を持っています。良く使われるキーワードには多くの広告がでてきます。広告では、上の方がユーザの訪れる頻度が高くなります。企業は、それぞれの検索キーワードに対してグーグル社に費用を払っていきます。掲載の順位は、高い費用を出している会社が上位に表示されます。そこで、企業間に競争が生じ、より多くの利益が発生します。
 グーグルの検索エンジンは、サイトだけでなく、ブラウザーに組み込んで利用することもでき、いちいちサイトにまで行かなくても、即座に検索することができます。自分自身のハードディスクの中も検索してくれます。
 しかし、グーグルのユニークな点は、ベータ版としていろいろな新しい検索に関する機能が、ひっそりと公開されます。しかもそれらは大抵無料で利用できます。私も、いくつか利用していますが、本当にいろいろなことに利用できます。詳しくは、次回です。

・アメリカンドリーム・
Googleというのは聞きなれない単語ですが、
10の100乗を示す「googol(ゴーゴル)」から名付けられました。
ただし、創業者たちがgoogleと間違ってつづったというのは有名な話です。
グーグルは、スタンフォード大学の博士課程の大学院生であった
ペイジとブリンが出会い、1998年9月より始まりました。
グーグル本社では、
一定量の時間を研究に費やすことが保障され、
食事や施設の利用は無料で、
非常に恵まれたオフィス環境となっているようです。
まあ、私には、研究時間も食事、娯楽施設に魅力は感じませんので
今の環境の方があっているのでしょう。
実力のある若い人には魅力があるのではないでしょうか。
まさに、マイクロソフトやアップル社のように、
アメリカンドリームを達成した会社です。

・大学教員の日常・
先日の連休に旭岳に登ってきました。
幸いに好天に恵まれて、非常に快適な登山となりました。
帰宅後、筋肉痛に悩まされました。
登頂の翌日に北海道で始めての初雪が旭岳で降りました。
きわどいタイミングでした。
いよいよ我が大学の長い夏休みも終わり、後期が始まります。
また、日々の授業と学生たちに追われる日々が始まります。
しかし、それが大学教員の日常のはずです。
がんばっていきましょう。